2008年10月31日(金) 平成20年度福岡県要約筆記奉仕員養成講座(基礎課程)の閉講式に参加
10月31日(金)15時から、福岡県(福祉労働部障害者福祉課)主催による要約筆記奉仕員養成講座の閉講式が前原市健康福祉センター「あごら」で開催され、31名の受講生に方に、修了書並びに奉仕員証が授与されました。 9月12日(金)が第1回、毎週金曜日が講習日となっており、10月31日(金)は最終回の第8回目、複数グループに分かれての現場実習、閉講式の直前には「基礎課程習得確認試験」が実施され、受講をしていない私も問題用紙を頂き挑戦しました。自己採点の結果は37点、とても及第点とは言えません。 閉講式では主催者、実施主体、来賓、修了生代表のあいさつがあり、要約筆記の重要性を再認識すると共に、閉講式は要約筆記活動の出発点であると認識いたしました。
前述した「基礎課程習得確認試験」の問題は、いずれも重要なポイントばかり。3項目ほど正解を紹介します。(回答する箇所は赤い文字で表示しています。)
- 要約筆記者が要約筆記で伝える基本は速く、正しく、読みやすくです。これを要約筆記の三原則と言います。
- 厚労省で定められた程度等級により、聴覚障害者は2級から6級に認定されます。聴覚障害者程度等級の6級は、70デシベル程度の聞こえです。
- 難聴の種類は次の3つに分けられます。
音が物理的に伝わりにくくなって起きる伝音声難聴。
内耳や聴神経などの障害で聞こえにくくなる感音性難聴。
両方の特徴を併せ持つ混合性難聴。
皆さんはいかがでしたか。
私は、本講座の3回目が実施された9月26日(金)にも講座会場を訪れました。当日の模様が10月29日(水)付け公明新聞(7面)に紹介されました。 http://www.sasagurisumio.com/html/newspaper/s20081029.html
また、10月30日(木)前原市役所で開催された糸島1市2町合併住民説明会(最終回)には、はじめてパソコン要約筆記が登場。説明者である松本嶺男前原市長も「私の糸島弁も要約筆記していただけるんですか?」とのジョークも飛び出すなど、要約筆記の重要性を訴えてこられた県難聴者中途失聴者協会前原支部の皆様の努力が実った成果ではなかったでしょうか。
来る12月7日(日)前原市人権センターで開催される人権中央講演会では、OHPを使った手書き要約筆記が行われることが、人権政策部から発表されました。情報保障に携われる方々、今回の要約筆記奉仕員養成講座基礎課程を修了された方も実践の舞台に立たれるのではないでしょうか。ご健闘を祈ります。
<人権中央講演会のご案内>
日 時 平成20年12月7日(日)午後1時30分
場 所 前原市人権センター
講 師 山田 美智子様(株式会社アクス 取締役工場長)
演 題 知的障害者と共に働く
「やればできる!」と信じ続けて
連絡先:前原市役所 人権政策課 人権政策係
電話:092-323-1111
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