[活動紹介]ETC車載器助成措置期間延長、及び助成枠拡大
平成21年3月15日(日)早朝、福島県 いわき市議会の小野茂議員から、全国の議員に対し、「ETC新規取り付け業者パニック」との連絡を受けました。すぐさま、福岡県前原市の四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店は8店ありますが、「オートバックス前原たかだ店」に行って状況を確認しました。
以下の文面を公明党本部に通知しました。
ETC取り付け申し込み殺到に打つ手なし
本日(3月15日)、四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店の一つである、「オートバックス前原たかだ店」に行ってまいりました。
レジのところに、店長が手作りの以下の周知文書が掲げてありました。
ご来店ありがとうございます。 大変申し訳ありませんが、大盛況につき、在庫分ETCは完売しました。 次回入荷においては、納期・台数未定となっていますので、御予約・受付に関しては、お断りさせて頂いていますので、御了承ください。 また、本日取り付け作業に関しても、他予定作業も多い状況ですので、ETC取り付け作業に関しては、御対応出来かねますので、御了承ください。 オートバックス前原たかだ店 店長
お店も多忙を極めているなか、やっと店長に状況を聞くことができました。
状況はどうですかと問いに、「最悪の状態です。いちばんお客様が困っている。」どうしたら良いですかとお尋ねしたらキッパリ「助成期間の延長ですね。」との回答が返ってきました。
「私(店長)は毎日、帰宅が午前3時、4時になっています。」と若い元気な店長さんでも、お疲れの様子でした。
夕方、店長さんに再度、連絡を取ったところ、「ユーザーさんにどう説明したら良いか、困っています。」とも言われました。
今こそ、現場で対応している地方議員と国会議員が力を合わせ、対応していく必要があろうかと思います。
私が懸念する問題点を述べます。
1.取り付け期間延長を明確にすること。(平成21年度当初予算が可決することが条件となるかと思われますが)
2.ETC取り付け予約しているユーザーに、3月31日以降の取り付けでも助成が受けれることをお知らせすること。
3.導入助成取扱店が、「ETC供給元の在庫なし」の情報で非常に苦慮している。
ETC機器製造メーカーの製造(在庫)状況がどのようになっているか、需要に対して供給できることを明確にすること。
4. トラック運送業者などに聞くと、現在の割引時間帯に普通車の通行量が増え、トラック通常速度(時速80キロ)で走れない。割引時間帯を過ぎるとガラガラになる。今回の割引措置が運用となると、休日にトラックを運行する場合、所要時間増(到着時刻が見通せない)になるのではとの声が上がっている。
5. ETC専用レーンでのトラブル(ETCカード挿入もれ等)や、ETC利用初心者とETCを常時使用している人との通過速度が異なると予想される、衝突事故の可能性が高くなる恐れがある。通過するときの速度規制、すなわち時速20キロが遵守されていない現状にある。
6. ETCレーンの通過割合が一般車両レーン通過よりも多くなるのは確実で、ETCレーン追加の必要性が出てくると予測される。
3月18日(水)にオートバックス前原たかだ店に以下のように報告しました。
3月16日(月)朝一番で、ETC車載器新規導入助成について、取扱店である御社の状況を、木庭健太郎参議院議員に克明に報告しました。
早速、3月17日参議院総務委員会で公明党の弘友和夫参議院議員が、ETC助成を4月以降も実施するように、国土交通省、鳩山総務大臣に要望いたしました。
国土交通省の広瀬審議官は答弁で「国からお願いしている100万台(4輪車95万台、二輪車5万台)の範囲内で4月以降も助成する。」
弘友和夫参議院議員が「100万台を超えたときはどうするのか」の質問で広瀬審議官は「100万台を越えたときは、状況をみて判断して考えたい。」との答弁でした。
鳩山総務大臣は「100万台で、おしまいは寂しい。」との答弁でありました。
はっきりしているのは、100万台に達していなければ、4月以降も助成することは確定しています。
現在の状況は、わが党の山口政調会長が言っている「4月1日以降も、100万台を超えても支援を続けるかどうか検討中だ」が現状です。
平成21年度予算成立に絡む事業のため、このような表現になっているものと思います。
この当初予算も3月27日に成立の見通しです。
昨日の総務委員会で、次のような数値が広瀬審議官から出されました。
「ETC搭載車両数は2,260万台で全体の約3割、高速道路でのETC利用率は77%である。」と、ご参考まで。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
私も、御社のオイル会員程度ですが、なにかお困りのことがございましたら、何なりとお申し付けください。
公明新聞平成21年3月18日(水)1面・2面で山口政調会長の党代議士会でのあいさつと2面に弘友和夫参議院議員が参院総務員会での模様が報道されました。
公明新聞平成21年3月19日(木)2面では衆院国土交通部会で質問を行い「ETC助成延長せよ」と政府に迫り、国土交通省の春田事務次官は記者会見で助成枠の拡大や3月中をめどとした期限の延長に前向きな考えを示したとの報道がなされた。
4月7日(火)公明党国土交通部会である高木陽介衆議院議員から以下のような連絡を受けました。
◇(財)高速道路交流推進財団が実施中の助成を20万台追加します。
◇各高速道路会社合計で、20万台程度の助成を行います。
合わせて40万台分のETC車載器について助成されることとなりました。
高木交通部会長に以下のように報告しました。
4月8日(水)時点での状況をご報告します。
ETC車載器助成に関して、助成期間の延長、助成台数の拡大にご尽力いただきありがとうございます。
3月14日(土)深夜、いわき市議会の小野茂議員が問題提起をされ、3月15日(日)オートバックス前原たかだ店の開店を待って状況把握に行きました。状況は「ETC取り付け申し込み殺到に打つ手なし」と報告させていただきました。
その後、高木国土交通部会長をはじめ、公明党国会議員皆様のご奮闘のお陰で、現在の状況に至っております。
店長と「最新の情報をお知らせします」との約束どおり、参議院総務委員会のインターネット中継録画をみて報告したり、公明新聞のコピーを持参して対話をして参りました。
4月8日(水)は高木衆議院議員からいただいた資料を持参し、いろんな話が出来ました。
店長曰く「政治家の方とお話することなんか無いと思っていました。政治がこんなに身近に感じることができたのは、笹栗さんのお陰です。ありがとうございます。」と言われ、恐縮してしまいました。
そこで、現段階での状況(店長が発言された内容)を報告します。
ETC車載器助成期間延長は顧客対応上からも、非常に助かっている。
オートバックスグループ店は全国に500店ほどあり、本部が店舗の規模に応じてETC車載器の販売台数を割り当てている。
前原たかだ店の規模では、ETC車載器の割り当てが1週間で5台程度。ご年配の方が毎週来られ、順番待ちされるが、その方の前で品切れとなりお断りしている。店長としては辛い。福岡県内でも前原たかだ店の3倍の規模を持つSA大野城御笠川店は、毎週100台程度入荷している。大手のオートバックスグループでこの状況なので、他のETC車載器助成店では、ETC車載器の仕入れが難しいのではないか。
業界としては、助成台数をもっと増やして欲しいと思っている。取り付けを望んでいるお客様に対して、ゴールデンウィークまでにご要望にお応えしたい。
現時点では4輪車が115万台に達するまで助成が延長されたが、方法として○○
月○○日まで申し込みをされた方、または取り付けが完了された方という方法も取れたのではないか。
以上が聞き取りした状況です。
お店の入り口には次のような「ご案内」が掲示されていました。
お客様へご案内
今回のETC車載器助成制度開始後は、
商品不足、書類不備等によりお客様に
多大なご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
現在も、ETC本体は安定供給とはなっておらず
日々単発的に入荷する商品を早朝より
お並び頂くお客様に整理券を配布して受付させて
頂く等の対応が続いており、助成制度の数量枠
もあり現在のところは助成制度を受けられる
確約も出来ず、ご予約もお受け出来ない状況と
なっております。
助成制度の限定数終了後は、通常価格となりますが
順次ご要望のお客様にご購入頂けるよう、
ご予約の受付を再開したいと思いますので
通常の購入希望のお客様も
今しばらくお待ち下さいませ。
スタッフ一同
店内には、以下の2つの表示がなされていました。
「ETCカードについて・・・」
ETCカードがないとETCはご利用頂けません。
*クレジットカード会社より発行されます。
(この表示は、店長が心配されたことでもあります)
只今 ETCは品切中です
大変、申し訳ございません・・・。
ETC車載器製造メーカー(三菱重工、パナソニック、デンソーなど)は増産体制に入っていると思われますが、更なる助成台数拡大を抜きにしても、5月のゴールデンウィークまでに安定供給できるよう業界へ働きかけはできないものかと思いました。
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