道をひらく 松下幸之助著 (私の読書・心に残る言葉 第1回)
第一回目は松下幸之助著「道をひらく」です。
数十年前に読んだ記憶があります。改めてページをめくると新たな感動と「本当にそうだ!」と気づかされることばかりでした。
松下翁のお言葉を幾つか紹介します。
「素直さを失なったとき、逆境な卑屈を生み、順境は自惚れを生む。逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはそのときのその人に与えられた一つの運命である。ただその境涯に素直に生きるがよい。」
「大切な一生である。尊い人生である。今からでも決しておそくはない。たがいに心を新たにして、真剣勝負のつもりで、日々にのぞみたいものである。」
「甘えてはいられない。学校を出て会社や官庁にはいる。はいれば月給がもらえる。月給をもらうということは、いいかえればその道において自立したということであり、つまりはプロの仲間入りをしたということである。もはやアマチュアではない。そうすれば、芸能界やスポーツ界の人びとと同じく、またプロとしてのきびしい自覚と自己練磨が必要となってくるはずである。」
「どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄へのまず一歩なのである。」
「政治という仕事が軽視され、政治家が尊敬を受けないような国が、繁栄するはずがない。この責任は誰にある。選んだ国民の側にあるのか。選ばれた政治家の側にあるのか。」
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