6月16日(水) 前原南小学校校舎増築工事契約の締結について賛成討論
議案第46号 工事請負契約の締結について、(前原南小学校校舎増築工事)の賛成討論を行います。
ご承知のとおり、前原南小学校は、「伊都の杜」区画整理事業による児童数の増加に伴い、平成30年度に校舎を増築したものの、その後も、児童数の急激な増加は続き、令和4年度には、既存校舎では、教室数が不足することが予測されております。
これらのことから、執行部は、昨年の9月議会において、前原南小学校の校舎増築に係る設計の予算を措置し、本6月議会定例会において、鉄筋コンクリート造り4階建て、8教室を増築する工事請負契約の締結議案を提案されました。
なお、令和3年度、前原南小学校の児童数は、778人となり、この3年間で155人もの伸びを示し、今年度、糸島市内の小学校で最大の児童数となっております。
この間、伊都の杜行政区の人口は1,100人以上増加し、市の人口も昨年11月末に過去最高を記録しました。
イギリスの情報誌「モノクル」の「輝く小さな街」2021年ランキングで、本市が世界第3位に選ばれ、住みやすさや移住者への寛容さなど、生活の質を総合的に評価されたことは、紛れもなく、これまでの移住や定住政策の成果がしっかりと定着している証だと思います。
また、今年4月からスタートした、第2次長期総合計画には、「ワンランク上のまちづくり」を掲げております。
人口減少社会の中で、将来にわたり、本市が“持続可能なまち”となるため設定した、将来人口10万4,000人を達成するためには、市民の安心感を高め、糸島市の魅力をさらに磨き上げることが重要です。
「教育環境の整備」は、まさにその実践であり、子ども達の学習機会の保障の面からも、前原南小学校の増築が必要な工事であることは言うまでもありません。
特に、現実的な問題として、来年度から、子ども達の教室がないという状況は、絶対に避けなければなりません。
前原南小学校校舎の増築工事は、今議会で可決し、来年3月までの工期を確保することが、必要不可欠でございますので、議案第46号に賛成の意思を表明し、私の賛成討論といたします。