平成26年6月定例会 質疑詳細(その3)
6月5日は本会議に上程された議案の審議を行いました。
三項目めは、「耕作放棄地対策事業費」について質疑しました。
今や、農業従事者の平均年齢は66歳(全国平均)日本の耕作放棄地の面積は概ね埼玉県に相当すると言われています。政治の果たす役割として、生命産業である農業をいかに守っていくか。国家的な課題となっています。
6月議会の肉付け予算に「耕作放棄地対策事業費」が計上されていたので、期待する事業であるかどうか質疑しました。
以下、質疑の詳細を報告します。
質疑1:内容及び提案された理由についてご説明ください。
答弁1:◆補正予算の内容としましては、耕作放棄地に関する2つの事業費を計上しております。
◆ひとつ目は、耕作放棄地再生利用事業の3,004千円でございます。事業の内容としましては「糸島市耕作放棄地の再生利用と未然防止対策を行うものであります。
◆ふたつ目は、所有者等利用意向調査等の1,9404千円でございます。事業の内容としましては、県から10割補助を受けまして、耕作放棄地の所有者に対する今後の農地利用の意向調査と、所有者が不明の農地について、相続人調査を行うものであります。
質疑2:対策を講じたあとの。耕作放棄地減少に向けての取り組みについて、ご説明ください。
答弁2:◆耕作放棄地の減少に向けた取り組みとしましては、まず、耕作放棄地の再生に掛かる費用とその後、少なくとも5年間は、継続して作付けをしていただくために、種代や苗代を補助したいと考えております。
◆この事業は国の補助金に、市の補助金を上乗せして実施するもので、農家の方が、耕作放棄地を農地に再生する意欲を促進することで、年間7ヘクタールを減少させたいと考えております。
◆また、抜本的な対策も必要ですので、平成26年度中に「耕作放棄地を活用した収益の上がる農業」の仕組みを検討するため、関係機関と連携して基盤組織の構築に着手したいと考えております。