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非常に甘い!ブドウに出会いました。

2011年 10月 8日

新品種ブドウ‘BKシードレス‘

 10月7日(金)午前中、糸島市にあるJA糸島産直市場「伊都菜彩」に出かけました。広い店内の正面で販売されていたのが、新品種ブドウ‘BKシードレス‘でした。「九州大学で育成したブドウです」「20年かけて研究して作ったブドウです」「糖度が20度以上です」そして「今日が、最後の販売日です」この掛け声で、乗り遅れてはいけないと一粒、試食した後、買い求めました。

パックの底にあった説明書には
特徴1: 種子がなく、食べやすい
    2: 糖度が高く、食味が良い
    3. 省力的な栽培が可能

と書いてありました。

 私は生来、果物大好き人間で甘いものから酸っぱいものまで、好き嫌いはありません。子供のころは、野山を駆け巡り、木苺やアケビ、山葡萄が美味しかったこと。
BKシードレスのブドウの甘さは群を抜いていました。2009年3月に農林水産省に品種登録出願し、2011年2月15日に品種登録公表されたと在ったので、公表された詳細内容を始めてみました。
登録品種の植物体の特性の概要をみてびっくり!
 文の終わりにもっぱら使われる句点(。)が2カ所しかなく、あとは読点(、)で文章が綴られています。品種登録が如何に大変な作業であるか、驚きました。
 「登録品種の植物体の特性の概要」を引用します。

樹の広がりは大、樹勢は強、熟梢の太さはやや太、熟梢の色は暗褐、節間横断面の形は楕円、熟梢表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は赤~紫赤、巻きひげの着生は2、花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は中、成葉葉身の形は五角形、成葉の裂片数は5片、葉身の横断面の形は樋状、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、成葉の大きさはやや大、成葉上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉下面の葉脈間の綿毛の密度は粗、成葉下面の主脈上の綿毛の密度は中、葉柄の綿毛の密度は粗、中肋に対する葉柄の長さの比は中、葉柄の太さは中、穂梗の太さは中、穂梗の長さは中、穂梗の色は淡緑、果房の形は有岐円錐、果房の大きさは大、果房の長さは長、着粒の粗密は中、果梗の太さは細、果梗の長さは短、果梗の色は黄緑、果粒の形は円、果粒の大きさは中、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少はやや多、果皮の厚さはやや厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は高、酸味は少、渋味は無~極少、香気はフォクシー、果汁の多少は多、発芽期は早、開花期は中、成熟期は中、果実の着色の難易は中間、花振いの多少は中、裂果の多少は少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は易である。(カラーチャートはRHSを使用)出願品種「BKシードレス」は、対照品種「マスカット・ベーリーA」と比較して、香気がフォクシーであること、種子の有無が無であること等で区別性が認められる。 対照品種「巨峰」と比較して、果粒の大きさが中であること、種子の有無が無であること等で区別性が認められる。

 登録品種の育成経過の概要は下記の1行でした。
「マスカット・ベリーA」に「巨峰」を交配し、選抜したものである。

 20年余の年月をかけての傑作であると思いました。研究に携わって来られた方に敬意を表します。

BK of 果樹研究室

http://www.farm.kyushu-u.ac.jp/~kaju/bk.html

From → 活動紹介

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