オール巨人著「師弟」~吉本新喜劇・岡八朗師匠と歩んだ31年~を読んで
facebookのお友達から、勧められた「師弟」の本が手元に届き、一気に読了しました。
オール巨人さんの師匠である、岡八朗さん復活の舞台、2002年12月18日なんばグランド花月で公演された「芸能生活45周年記念リサイタル・岡八朗伝説」のドキュメンタリー番組を見て感動したこと、鮮明に覚えています。
オール巨人さんは、著作の中で
あなたは誰かのために死ねますか?
「師匠のためなら死ねる」
僕の思いは、最後まで変わりませんでした。
八朗師匠のそばについた通い弟子の期間は、1年にも満たない短いものでした。
まず、尽くすこと。
そこから師弟の関係は始まる。
何かをしてもらおうと考えるのではなく、自分がまず愛情を持って、真剣に相手のことを考えて行動する。それが弟子としてできることであり、そこからしか始まらないと僕は考えています。
岡八朗師匠に出会えてよかった。
心からそう感じています。
と語りかけておられます。
私の人生を振り返った時、人生の師匠を教えていただいた、今は亡き先輩に10年間、ほとんど毎日、人生全般についてご指導を受けたのが私の最大の財産です。
今、人生の後半に入り、素晴らしい方々と出会います。吉川英治氏の「われ以外は皆わが師」との境地には、ほど遠い自分ですが、著作を読み、日々精進をしなければと思いました。
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