平成26年6月定例議会 質疑詳細(その2)
6月5日糸島市議会本会議で6月2日に上程された議案の審議を行いました。
二項目目は「公共施設防災拠点等再生可能エネルギー導入推進事業費」です。当事業の詳細設計を委託するための補正予算が昨年12月議会で可決されていました。今回、事業費として計上されたため、質疑しました。
質疑1:提案の内容及び提案に至った経緯、理由についてお知らせください。
答弁1:・提案の内容について
この事業は、災害に強く低炭素な地域づくりを推進するため、福岡県環境保全基金を活用し、糸島市内の防災拠点や避難施設に、太陽光発電設備及び蓄電池を設置するものです。
・設置場所と規模については
二丈庁舎・志摩庁舎・ふれあいの3施設に出力10kwの太陽光発電+容量10kWhの蓄電池
姫島小学校には出力5kwの太陽光発電+容量5kWhの蓄電池、合計4箇所に設置します。
・設置効果として
1.災害時に、現地災害本部や避難施設所として、24時間、必要最低限の照明やバソコン、プリンター、テレビ等が使用可能となります。
2.通常時は、各施設の電力の一部を補います。
3.補助事業は100%補助です。
・提案に至った経緯、理由
県から補助事業について通知があり、設置場所の選定等について、調査・検討を行いました。その結果、平成25年12月議会に、詳細設計を委託するための補正を御願いいたしました。議決をいただき、指名競争入札により詳細設計を委託しました。その詳細設計が3月に終了し、事業内容が確定したことから、今回、管理委託費、工事請負費の補正をお願いするものです。
質疑2:屋上、屋根にソーラーパネルの設置となるが、建物に重量がかかる。地震が発生した場合、震度はどれくらいまで耐えられるのでしょうか。強度検査を終えたのちに、設置場所を選定したのでしょうね。
答弁2:・ソーラーパネルを設置する施設は、何れも新耐震基準に対応しており、新耐震基準では、震度6強から7の地震が起っても建物が倒壊しないとされています。
・設置場所の選定は、事業要項及び選定方針に基づき選定する必要があり、県から補助事業通知後、直ちに場所の選定を行いましたました。その際、施設の耐震基準については、確認した上で検討しました。
要綱上「防災拠点等施設」であることが必要で個別には
姫島小学校:孤立可能性集落にある避難施設
二丈庁舎、志摩庁舎:重要防災拠点
ふれあい:福祉避難所
として選定しました。
質疑3:・おく上にアンカーを打ち込み固定されると想定されますが、この予算額に防水対策工事費も含まれているんでしょうね。
答弁3:工事影響部についての防水対策工事費も含まれております。