Skip to content

福岡財務支局長の講演「我が国の財政の現状及び経済情勢等について」を聞く

2015年 2月 11日
福岡財務局の支局長 長谷川 靖氏が講演

福岡財務局の支局長 長谷川 靖氏が講演

2月10日(火)午前10時から、糸島市議会議員研修会が開催されました。

講師は福岡財務局の支局長 長谷川 靖氏が担当してくださいました。

講演終了後、議員との意見交換会まで対応して下さり非常に有意義な時間となりました。企画していただいた議長並びに議会事務局のご努力に感謝申し上げます。

資料をいただきました。

目次は

  1. 我が国の財政の現状と成長戦略につて
  2. 平成26年度補正予算について
  3. 平成27年度予算について
  4. 平成27年度税制改正について
  5. 全国財務局長会議報告事項

となっています。

講演は「1.我が国の財政の現状と成長戦略につて」を中心に分かりやすくお話ししていただきました。

日本の経済状況をグローバルな観点から、政治家が現状をしっかり把握し、どのように日本の将来を開いていけば良いかの視点でお話いただきました。

私見も交えながら、分かりやすい比喩を使っての講演を聞けたこと。今後、自己研鑽を行う上で、大事な基礎知識をご教示いただきました。議員になって14年目になりましたが、最高の研修会でした。

お話された中で、印象に残ったお話の幾つかご紹介させていただきます。

・平成26年度一般会計予算から見る財政現状で、超少子高齢化の影響で、歳出で社会保障費が31.8%を占め毎年1兆円伸び続けている。次世代の負担となる交際費が歳入の43%を占めている現状にある。

・公債費残高の累積は平成26年度末公債費残高は約780兆円(見込み)となり国民一人当たり約615万円、4人世帯で約2,459万円になる。この中には4条公債残高(建設公債)260兆円も含まれている。法律で禁止されている特例公債残高506兆円が伸び続けているのが問題である。

・財政収支・債務残高の国際比較で、<財政収支の国際比較(対GDP比)>では、先進諸国では低い水準にある。債務残高の国際比較(対GDP比)>は他の先進諸国の2倍以上であり、伸び続けている。まさに右肩上がりでワニが口を開いた状態に似ている。

・高齢化率では2025年(平成37年)で、他の先進諸国に突出して30.3%の予測が出ている。

・財政状況の推移(政府)の規模は、対GDP比で政府の総支出、政府の社会保障支出、政府の境保障以外の支出のいづれも、他の先進国より低いレベルにある。

・OECD諸国における社会保障支出と国民負担率の関係(2011年)で見ると、国民負担率(対GDP比)は低く、政府の境保障支出(対GDP比)は中程度の水準を維持できている。それは次世代に頼っているからである。

・日本の国債等所有者別内訳では、日銀の金融緩和策で中央銀行である日本銀行が20.1%保有しており、海外の投資家の保有は8.4%にとどまっている。海外の投資家の保有が他国では多く、ドイツは61%を最高にギリシャ58%、アメリカで47%を占めている。日本の国債の金利が年率1,2%であること。保有が前述の日本銀行20.1%、銀行等が36.5%、生損保等が19.3%、公的年金3.4%であり、国債の金利が低いため、幸いなことに海外投資家のターゲットになっていない。

・銀行の貸し出しは預金残高で預貸率が決定するが、預金は伸びているが、貸し出しは微増現象である。銀行が国債に頼って、リスクの高い民間に頼らなくて経営が維持できている。預買率が下がるのは高齢化による現象である。預金を食いつぶして生計を維持している現状にある。

・家計の資産構成で日本は米国やユーロエリアと比較して現金・預金の保有率53.1%を占めており、リスクの比較的高い株式・出資金、投資信託で保有している世帯が少ない日本の家計の資産保有額は1,645兆円であり、現金・預金を第一としている国民性がある。リスクのある投資を避ける国民性が現れている。

・我が国の国債消化を支える家計金融資産は高齢化等により伸び悩む一方、政府の債務残高は増加。足元では家計金融資産純資産と一般政府債務の沢縮小傾向。近い将来両者の差が無くなる見込み。

・我が国の財政健全化目標は2020年(平成32年度)には国・地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する。

・日本は失われた20年の影響もありデフレスパイラルから抜け出しきっていない。アメリカ、ドイツ、中国は驚異的にGDPが上昇しデフレを脱却している。

・アベノミクスの3本の矢、①大胆な金融政策②機動的な財政政策③成長戦略(規制改革)

を成し遂げる鍵は、

人口減少境の下で、如何に1人当たりの生産性(付加価値)を向上させる(「稼ぐ力」をたかめる)かが課題。言い換えれば差別化をすること。地域のブランド力を高めることが重要である。

・民間の知恵、企業の知恵が大事、高く評価して経済を好循環させなくては、日本は生き残れない。

コメントする

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。