学校管理費の消耗品費について質疑しました
9月5日(水)糸島市議会本会議二日目、議案第74号「平成30年度糸島市一般会計補正予算(第4号)」で学校管理費の消耗品費について、以下の通り質疑しました。
<質疑1>
計上されている消耗品費は、教員の出退勤管理のためのハードディスク購入代と聞いているが、出退勤管理するに至った経緯について説明を。
<答弁1>
教育委員会では、課題となっております、教職員の長時間勤務の削減に取り組むため、本年5月に「教職員の働き方改革取組指針」を策定しました。
この指針に基づき、働き方改革を進めるために、先ずは、教職員の勤務時間を正確に把握する必要があることから、教職員の出退勤管理に取り組むことにいたしました。
<質疑2>
糸島市教育委員会は教員に対し、いつから出退勤管理を開始するのか。
<答弁2>
教職員の出退勤管理につきましては、現在、学校に配置しておりますパソコンに出退勤管理のソフトを導入して、中学校は、本年4月から、小学校は、本年7月から実施しております。
なお、今回の補正予算では、出退勤管理に利用するパソコンの性能を向上する必要があることから、記憶装置(ハードディスク)の購入費用分について増額のお願いしたものです。
<質疑3>
ご答弁で「教職員の働き方改革取組指針」の策定とお聞きしましたが、文部科学省の何らかの働きかけがあったのではないでしょうか。お尋ねします。
<答弁3>
文部科学省では、平成29年8月に中央教育審議会から「学校における働き方改革に係る緊急提言」を受け、「学校における働き方改革に関する緊急対策」を策定し、平成30年2月に、この緊急対策並びに学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底について通知がなされました。
これを受け、県では、同年3月に、本市におきましては、同年5月に「教職員の働き方改革取組指針」を策定し、取り組むことといたしました。
<質疑4>
今後も継続してデータを取得されるのか。継続されるのであれば、その目的は何ですか。
<答弁4>
働き方改革を進める上では、先ず、教員の意識改革に取り組むことが重要です。出退勤管理データで、自らの超過勤務の実態を把握すると共に、超過勤務が多い時期や内容、また、個人ごとの状況などを確認し、目標の設定や新たな対策の検討、教職員の個別指導などに活用することで、超過勤務の縮減を図ることを目的としております。
出退勤管理のデータは継続して取り続けることにしております。